NNW

ＧＮＰ国民総生産は経済社会の状態を示す極めて重要な指標ですが、しがしそれだけでは国民の福祉水準を把握するのに十分とはいえません。そこで新経済社会発展計画の見直しに備えて新発足した経済審議会では新しい福祉指擦としてＮＮＷ実質国民福祉指標の開発に取組むことになりました。同審議会では、ＮＮＷ指標への接近方法として、社会的目標別国民総支出の推計、ＧＮＰを福祉指標として機能強化する方法、社会的蓄積水準からの接近、非貨幣的接近による福祉指標の開発、の４つの具体的接近方法をあげてこの作業に取組んでいます。こうした新しい指標が完成すれば経済社会計画の重要な手ががりが得られることとなり、未来社会の状態に関する議論もより精密なものとなっていくと思われます。